作品:
武漢三城、春風趣、突遭疫瘼。
生攪得、万千民衆、幾多蕭索。
静静平湖巻滔浪、
滚滚長江动怒色。
休欺我!仲景和華佗、又扁鵲。
号令出、天下諾。
軍民奮、馳援鄂。
望荆襄大地、依然壮闊。
亀作雷公蛇舞火、
懸済蒼黎除邪悪。
到而今、白雲悠悠過、飛黄鶴。
ーー「満江紅・武漢戦疫」
(武漢三城がまさに喜びにわく春節を迎える頃、突然の疫病に見舞われた。
生活は乱され、多くの民衆はすっかり活気を失った。
静かで穏やかだった湖には波が立ち、
ごうごうと流れる長江は怒りの色を浮かべている。
私を欺くのはやめろ!古代の名医と呼ばれた仲景、華佗、そして扁鵲も今はいない。
号令が出され、天下が同意した。
軍民は奮い立ち、湖北支援に駆け付けた。
湖北の大地を望めば、そこは依然として雄大だ。
亀は雷神となり、蛇は火神となって舞い、
医療関係者たちが邪悪を除いた。
そして今、白い雲がゆっくりと流れ、黄鶴が飛んでいる。)
書家:
胡抗美、1952年生まれ、湖北省襄陽市出身。号鹿門山人、得天廬主人。中国書法家協会顧問、中国芸術研究院博士課程指導教員、四川大学博士課程指導教員、北京大学兼任教授、中国人民大学兼任教授、北京師範大学兼任教授、中国国家画院書法篆刻研芸術委員会副会長、研究員。