人民網日本語版>>カルチャー>>中日韓著名書家オンライン書道展

中国人民対外友好協会林松添会長挨拶

人民網日本語版 2020年07月01日14:20

この度、「中日韓著名書家オンライン書法展」の開催に当たり、中国人民対外友好協会を代表し、心からのお祝いの意を表します。また、3ヶ国の書道家の積極的なご支持、ご参加及び関係団体の多大なご努力に対し、心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げます。

今年に入ってから、新型コロナウイルス感染症は世界的に拡大し、世界各国の人々の生命・健康そして日常生活や生産活動に深刻な影響を与えました。ウイルスには国境も人種も関係なく、危機の前では人類は運命共同体であります。この世界規模の試練を前にして、人類は一つの運命共同体であり、団結と協力こそが各国人民の根本的利益に合致する唯一正しい選択であり、そして最も力強い武器であることが、改めて証明されました。

「遠い親戚より近い隣人」と申します。中日韓3ヶ国は引越すことのできない重要な隣国として、感染症と闘う中で互いに堅く支持し合い、助け合い、困難を乗り越えてきました。中国人民が感染症と闘っていた困難な時期に、日韓両国の政府と国民は積極的に支援の手を差し伸べてくれました。また日韓の感染状況が深刻な時には、中国政府と各界はいち早く防疫物資等を届け、「山川異域、風月同天(別の場所に暮らしていても、自然の風物はつながっている)」、「道不遠人、人無異国(道義は人を遠ざけない。人には国の違いなどない)」という美談を3ヶ国の友好交流の歴史に刻みました。3ヶ国の政府と国民が実際の行動をもって互いに助け合い、困難を乗り越えることで示した団結精神はアジアの文化と文明の特徴であり、アジアの知恵とパワーを示したものであります。それと同時に、世界の中で感染症と闘う国際協力の手本となりました。

字は源を同じくし、書は道を同じくします。中日韓3ヶ国は地理的に近く、文化的にも通じ合っています。書道という芸術は中国で生まれ、アジアに広がり、長きにわたる3ヶ国の相互交流の中で、次第に精神伝承のツールとなり、相互理解と友好感情を増進する重要な絆となりました。今回は、3ヶ国から100人近くの著名な書家から100点余りの作品が寄せられ、「協力し合い、感染症を共に乗り切る」中で結ばれた深い友情と、「世代友好、共に未来を切り拓いていく」ことへの期待を共に示しました。必ずや中日韓3ヶ国国民の防疫協力を力強く推進し、友好を増進していくことと存じます。

この書法展を通じてみなさまに書の魅力を存分に感じていただくと同時に、文化の力で心を潤していただければと存じます。感染症と闘う世界中の人々に祝福を送り、アジアから平和と友好の声を届け、助け合いと団結・協力の前向きな力を伝えられることを心から願っています。

感染症は必ずや収束し、長い歴史の中で培われてきた中日韓3ヶ国の友情がそれで阻まれることはありません。「青山一同、同担風雨(同じ山を仰ぎ見る近隣どうし、ともに風や雨に耐えていこう)」という言葉の通り、みなさまと手を携えて、共に風や雨が過ぎ去った後の虹を迎え、3ヶ国関係のよりすばらしい未来を切り拓き、世界の平和と安定、繁栄と発展のために貢献していきたいと願っています。

最後になりましたが、「中日韓著名書家オンライン書法展」のご成功を祈念いたします。

おすすめ写真

コメント

ランキング