米国が香港地区問題を口実に全人代常務委員会副委員長に制裁、中国外交部が強く非難

人民網日本語版 2020年12月09日11:19
米国が香港地区問題を口実に全人代常務委員会副委員長に制裁、中国外交部が強く非難

外交部(外務省)の華春瑩報道官は8日、米国が香港地区問題を口実に中国の全人代常務委員会副委員長への制裁を発表したことについて、以下の談話を発表した。

12月8日、米国のポンペオ国務長官は声明を発表し、中国の法に基づく香港地区国家安全維持法の制定と施行にいわれなき非難を加え、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会副委員長に対していわゆる制裁を科すことを発表した。米国のこの行為は国際関係の基本準則への重大な違反、中国への重大な内政干渉であり、中米関係を深刻に損なうものだ。中国の政府と国民は米国の横暴で理不尽かつ悪意ある行為に強い憤りを表明し、激しく非難する。

香港地区は中国の香港地区であり、香港地区の事は完全に中国の内政であり、米国にはむやみに干渉するいかなる権利もない。中国の全人代常務委員会が中国憲法に基づき香港地区国家安全維持法を制定し、法に基づき香港地区のガバナンスを推し進め、違法犯罪分子を取り締まる。これは完全に中国の主権の範囲内の事だ。このところ、米国は香港地区の民主・人権・自治の擁護を口実に、様々な手段を通じて香港地区の事に干渉し、国家の分裂と社会秩序の攪乱に携わる暴力活動を支持してきた。今また中国の全人代常務委員会副委員長に対して横暴にもいわゆる制裁を科した。これによって、中国の内政に干渉し、香港地区を混乱させ、中国の安定と発展を妨害する米国の悪意ある企みが存分に露呈した。米国の逆行的行為は香港地区同胞を含む14億中国人民の強い憤りをさらにかきたてるだけだ。我々は米国に厳正に告げる。中国政府の、米国による香港地区の事への干渉に断固として反対する決意は確固不動たるものであり、国家の主権・安全・発展上の利益を守る決意は確固不動たるものであり、「一国二制度」の方針を貫徹する決意は確固不動たるものだ。

中国は米国に対して、直ちに誤った決定を撤回し、中国への内政干渉を止めるよう強く促す。危険で誤った道を突き進んではならない。米国の悪意ある行為に対して、中国は断固たる力強い対応を行い、自らの主権・安全・発展上の利益を断固として守る。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年12月9日

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