米研究「新型コロナが昨年12月米国で出現」　中国外交部のコメント

中国外交部（外務省）の2日の定例記者会見で、華春瑩報道官が質問に答えた。

【記者】米疾病予防管理センター（CDC）の研究者が先日発表した研究は、新型コロナウイルスがすでに昨年12月中旬に米国で出現していたことをはっきりと示した。これについて中国側としてコメントは。

【華報道官】このところ、我々はこの方面に関する報道を多く目にしてきた。新型コロナウイルス感染症は世界各地で発生した。質問で取り上げられた米CDCの研究は、この見解を改めて裏付けるものだ。また、新型コロナウイルスの起源解明の取り組みは科学的取り組みであり、科学的姿勢を持って科学者による世界規模での調査・研究に委ねなければならないということも改めて裏付けた。中国は一貫して世界保健機関（WHO）ともこの点について緊密な意思疎通を継続してきた。我々は他の国も中国と共に、このような積極的な姿勢を堅持して、WHOと協力を実施するよう望む。その目的は、今後生じうる同様の公衆衛生上の危機への防備とより良い対処のために十分な準備を整えることにある。（編集NA）

「人民網日本語版」2020年12月3日