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2020年、人々の胸を打った「平凡な英雄」たち

人民網日本語版 2020年12月10日10:47

2020年、私たちの傍らには常に感動があり、温もりがあふれていた。平凡な人々の平凡な努力が、この平凡ならざる世界に温もりを届け続けた。

洪水と闘い、災害救援活動にあたる中で、その人は手をマメだらけにしながらも、「これは『勲章』だ」と笑った。雨の中、車を追いかけて別れを惜しむ村民に向かって手を振りながら、その人は「これは果たすべき『責任』だ」と言った。ここでは、そんな「平凡な英雄」たちの姿を振り返ってみよう。彼らがいるからこそ、私たちは心安らかでいられる。我が身を顧みず奮闘した全ての人に敬意を表し、「平凡な英雄」一人ひとりに感謝の気持ちを捧げよう。

困難も危険も恐れない

安徽省廬江石大圩区間で堤防が決壊し、災害救援活動に駆け付けた兵士の冒小馳さんは、被災者を避難させている時、洪水に巻き込まれて負傷。現在はすでに回復して退院し、無事部隊に復帰している。

国を愛する純真な心

四川省雅安市蘆山県で、陝西省西安から四川省へ災害救援活動の支援に来ていた消防員は、排水作業の際、崩落現場から国旗を発見した。消防員らはすぐに国旗を拾い上げてきれいに洗い、丁寧にしまった。

力強く咲くバラの花

緊急の災害救援活動任務を受けた第71集団軍某旅通信当番連では、女性兵士12人も男性兵士たちと共に土嚢をリレーし、担いで運んだ。「男性兵士であれ女性兵士であれ、我々はみな人民の軍隊の兵士だ!」

軍と民衆の心は一つ

河南省信陽市で、中部戦区陸軍第83集団軍某旅の士官・兵士は、災害救援任務を終え、黙々と撤収準備をしていた。すると思いがけないことに、地元の人々が雨の中にもかかわらず、すでに彼らを待ちうけており、お礼として卵や果物を兵士たちの手に押し付けるようにして渡すシーンが見られた。

日々に彩を添える

江西新余支隊の後方支援保障人員である鄭安建さんは、災害支援の前線に立つ仲間のために毎日食事を用意。その際、容器に詰めたご飯の上に、食材で作ったオリジナルの顔文字をあしらっていた。鄭さんは、「自分にとっての戦場は厨房。仲間たちにおいしく食べてほしい」と語った。

呼び出しがあれば必ず戻る

江蘇省蘇州市では、何人かの元兵士が仲間と開いた串焼き屋を一時閉め、洪水と闘うため鄱陽へ駆け付けた。店には、「洪水との闘いに行ってきます。戻りを待っていてください」との張り紙が出されていた。

重責を担う

洪水との闘いの第一線で、わずかな休憩時間に、疲労のあまり土嚢の上で顔を救命胴衣に埋めて眠ってしまった消防員。しかしシャベルは懐に抱えられたままだった。

約束はしっかり守る

洪水の襲来に、第72集団軍某旅の士官・兵士たちは予定されていた結婚式を延期し、災害救援活動の第一線へと赴いた。今年9月、凱旋して戻った彼らのために部隊が結婚式を行った。部隊の仲間や親族の立ち合いのもとで、18組の新郎新婦が結婚という人生のステージへと足を踏み入れた。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年12月10日 

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