国家航天局によると、月探査機「嫦娥5号」の上昇モジュールが8日午前6時59分、地上の指令に基づき、制御を受け軌道を離れた。7時30分頃に月面の経度0度、南緯30度付近の予定のエリアに落下した。人民網が伝えた。
国家航天局月探査・宇宙事業センターの専門家によると、嫦娥5号の上昇モジュールは順調に使命を完遂し、制御を受け軌道を離れ月に落下した。こうすることで、スペースデブリになるのを回避し、国際社会の今後の月探査任務への影響を回避した。これは責任ある大国の中国による、人類の平和的な宇宙探査・利用に対する重要な約束だ。
これに先立って、嫦娥5号の上昇モジュールは中国初の地球外天体からの離陸を実現し、予定の軌道で軌道・帰還モジュール結合体とドッキングし、月の試料の移動を完了した。また6日12時頃に軌道上で軌道・帰還モジュール結合体から順調に分離した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月9日