「特別な」絵葉書約3万通がこのほど、武漢から発送された。これらの絵葉書は、新型コロナウイルス感染者を収容するために建設された仮設病院「両山(火神山と雷神山)」医院の建設作業に携わった人々に届けられた。新華社が伝えた。
「両山」医院の施工を主に担当した中建三局は、現場を撮影した写真1万枚以上の中から10枚を精選し、中国郵政など4社と協力してデザインを約30回にわたり修正、最終的に2種類のデザインに絞り込んだ。作業員の人々には、これら2種類の絵葉書のいずれかが届けられた。
絵葉書には、「庚子の年初、新型コロナウイルスが猛威を振るった。絶体絶命の危機に陥ったとき、あなたは勇敢に立ち向かい、怯むことなく逆行した。私たちはともに心を一つにして、一分一秒を争い、9日間で火神山医院を、10日間で雷神山医院をそれぞれ竣工し、『中国のスピード』を実現し、命を救うための貴重な時間を勝ち取った!火雷の兄弟たち、『平凡な英雄』の皆さんに感謝し、心から敬意を表します!」と印刷されている。
この「特別」な絵葉書を受け取った作業員たちは、大変興奮し、続々と返事をしたためた。
周傑さん
「大変嬉しく感動している!絵葉書のデザインはとても美しく、あの時のことを思い出した。英雄であるという自覚はないが、国家が私を必要とするのなら、応えないわけにはいかない。国家がますます強大になることを望んでいる!」
張恒さん
「この絵葉書は、人生で初めて受け取った絵葉書であり、極めて特別な絵葉書。ずっと大切にする!私たちは全員戦友だ。あなたたちと一緒に戦った日々に感謝している!」
このほか、感動のあまり涙した作業員もおり、「この絵葉書は、お金などよりずっと大切。私も英雄になれたのだから」と返信した。
彼らはみな平凡な人々だが、身を切るような厳冬の中、「ウイルスと闘う」という奇跡を成し遂げた。誰もが「困難に立ち向かう」建設作業員であり、全員が「時代の英雄」の名に決して恥じない人たちでもある。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年4月23日