中国の都市発展は再開発時代に 新規建設から既存施設の質的向上へ

 2021年04月14日10:15

2020年、湖南省永州市道県は老朽化した集合住宅地区の改造を推進。写真は12月4日、老朽化した住宅の屋根を修理する労働者(撮影·何紅福/人民図片)。

中国の第14次五カ年計画(2021-25年)綱要は都市発展方式の転換を加速させ、都市計画・建設・管理を統合的に計画し、都市再開発を実施し、都市の空間構造の最適化と質的向上を推進する方針を打ち出した。

都市再開発の実施は都市発展の新たな状況に適応し、都市の質の高い発展を推進するうえでの必然的要請だ。中国は2019年の常住人口都市化率が60.6%と、すでに都市化のより急速な発展の中・後期に足を踏み入れている。都市の発展は再開発という重要な時期に入り、大規模な新規建設から既存施設の質的向上と新規建設の構造調整の両立へと転換している。

中国住宅・都市農村建設部(省)建築省エネ・科学技術司(局)の汪科副司長は、「ここ数年の急速な発展を経て、都市の規模はすでに大きくなり、大量建設、大量消費、大量排出という過去の都市開発建設方式は継続が難しくなっている。こうしたマクロ的な背景のもとで、都市の発展は粗放・外延式から内包・向上式へと転換していく」と指摘する。

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