国台弁が台湾同胞の大陸でのワクチン接種に「入境防疫規定の厳格な実行が前提」の見解

人民網日本語版 2021年06月17日16:25

国務院台湾事務弁公室(国台弁)は16日、定例記者会見を開き、台湾同胞の大陸でのワクチン接種に関する記者の質問に馬暁光報道官が回答した。

【記者】現在、ますます多くの台湾同胞が、大陸を訪問してワクチン接種を受ける際により柔軟な関連措置を望んでいる。例えば、上海や厦門(アモイ)の空港に接種専用エリアを設け、入境後に隔離されることなく、接種終了後にすぐ台湾地区に戻れるようにする方法や、チャーター機やワクチン接種ツアーのような形で、台湾同胞を乗せて大陸でワクチン接種を受けられるようにする方法などだ。このような政策措置の呼びかけに対する国台弁の態度は?

【馬報道官】台湾同胞のニーズを考慮し、6月11日に書面でプレスリリースを発表し、民間航空の旅客便で大陸にワクチン接種を受けに来る台湾同胞に対し、適切な手配を行う準備があることを発表した。接種条件に合致してさえいれば、入境防疫規定(搭乗前と到着後を含む)の厳格な実行と、自由意志とインフォームド・コンセントを前提に、関連政策に従って大陸でワクチン接種を受けることができる。

現在、PCR検査と隔離措置は各国・地域が共通して用いている基本的予防・抑制策であり、その目的は感染症例をなくし、ウイルスの伝播を遮断することにある。規定により、入境者は大陸に到着後、全員がPCR検査と隔離措置を受ける必要がある。これは航空機の搭乗員及び旅客に対し責任を負う措置であり、両岸同胞の生命の健康と安全に対して責任を持つ措置でもある。

もし感染症例と濃厚接触者を1人でも漏らしてしまえば、双方の防疫に抜け穴が生じることとなり、両岸同胞の共通利益に合致しない。従って、やはり大陸の関連政策に従い、仮に時間やコストが余計にかかることになったとしても、望ましい措置をしっかりと講じていく。(編集AK)

「人民網日本語版」2021年6月17日

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