資料写真:崔天凱駐米大使 |
中国の崔天凱駐米大使は21日、米国での8年余りの任期を終えて近く離任・帰国することを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
崔大使は「全米中国人同胞への別れの言葉」で、「2013年4月に駐米大使に就任して以来、米国で仕事をして瞬く間に8年余りが過ぎ、近く離任し帰国することとなった」と表明。
「私の外交官人生において最も任期の長かった外国駐在であり、歴史的意義を持つ多くの出来事を経験し、親切で友好的な友人が多くでき、生涯忘れがたい多くの思い出もできた」とした。
別れを告げるにあたり、崔大使は特に自らの仕事に対する数多くの在米華僑・華人の関心や支持に心から謝意を表した。
崔大使は、「国交樹立から42年で、中米関係は歴史的成果を収め、すでに両国の利益は緊密に融合している。在米中国人同胞は中国と西洋の双方に通じるという強みによって、中米の友好的交流の民間の使者であり続けている」と述べた。
また、「中米関係は現在、重要な岐路に立っている。米国の対中政策は新たな再構築の最中にあり、対話・協力と対抗・衝突との間の選択に直面している」と指摘。
「現在、在米中国人同胞は一段と重大な責任と使命を担っている。皆さんが米国において自らの生存と発展の権益を守り、中米両国民の根本的利益を守り、世界の平和・安定・繁栄を促進する観点から、中米関係の健全で安定した発展の揺るぎない促進者、積極的な貢献者であり続けることを希望する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月23日