中国の孔鉉佑駐日大使は23日に書面でメッセージを発表し、東京五輪への支持を表明するとともに、北京冬季五輪の準備状況を紹介した。
孔大使はメッセージで、「過去1年は世界各国の人々にとって極めて異例な年であり、新型コロナウイルス感染症が余りにも多くの予測不能性をもたらし、今なお世界の多くの地が新型コロナの深刻な試練にさらされている。この特殊な時期に、人類の奮闘精神を象徴するオリンピックはオンライン、オフラインを問わず特殊な役割を果たしている。1年間力を蓄えた東京都と日本政府は国際オリンピック委員会(IOC)や国際パラリンピック委員会(IPC)と共に困難を克服し、約束通りに世界に安全・安心な素晴らしい大会を届け、世界のアスリートがオリンピックの舞台で自らを表現し、夢を追うことができるようにすべく努力しており、中国大使としても、一スポーツファンとしても心から喜んでいる。中国はこれまで同様に東京五輪の申し分のない成功をできる限り支持していく」と表明。
「東京五輪の閉幕から数ヶ月後、中国も北京冬季オリンピック・パラリンピックを開催する。東京の成功のバトンを受け継ぎ、IOC、IPC及び国際社会と共にオリンピック精神を継承・発揚し、簡素で安全かつ素晴らしい大会の開催を確保する十分な自信が我々にはある。これを踏まえ、長い交流の歴史を持つ隣国である中日両国が北京と東京など友好都市のルートを十分に活かして、五輪を契機にさらに多くの交流を繰り広げ、人と文化の絆を深め、2022年の国交正常化50周年という記念すべき年を共に迎えることも期待している」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月25日