中国卓球協会は今月16日、東京五輪代表を正式発表した。人民日報が報じた。
混合ダブルス:許昕/劉詩■(■は雨かんむりに文)
女子シングルス:陳夢、孫穎莎
男子シングルス:馬龍、樊振東
女子団体:陳夢、孫穎莎、劉詩■
補欠:王曼昱
男子団体:馬龍、樊振東、許昕
補欠:王楚欽
男子代表:最強メンバー
男子シングルスの代表は馬龍選手と樊振東選手で、男子団体はこの2選手に許昕選手を加えたメンバーで金メダルを目指す。
馬選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪の男子シングルスと男子団体で金メダルを獲得したほか、2015年、2017年、2019年の世界選手権男子シングルス三連覇を果たした。馬選手は、今回の代表選手の中で唯一「グランドスラム」を達成している。
馬龍
樊選手は2018年から2020年の卓球ワールドカップ・男子シングルスで三連覇を果たしており、ここ1年、世界ランキング1位の座をキープしている。許昕選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した男子団体のメンバーであるほか、馬選手と張継科選手、 樊選手とそれぞれペアを組んで世界選手権でダブルスの金メダルを獲得した。
振東選
女子代表:盤石の布陣
女子シングルスの代表は世界ランキング1位の陳夢選手と、「00後」(2000年以降生まれ)の孫穎莎選手で、女子団体のメンバーにはこの2選手に劉詩■選手が加わる。
陳夢
陳選手はここ2年の間に、国際大会で9回優勝、国内大会で3回優勝しており、世界ランキング1位。孫選手はオリンピック予選ランキング2位となっている。
孫穎莎
劉選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した団体戦のメンバーで、2019年の卓球選手権では、女子シングルスと混合ダブルスで金メダルを獲得。卓球ワールドカップでは5連覇を達成している。
劉詩■
混合ダブルス:最強タッグ
東京五輪から新たな種目となる混合ダブルスは、東京五輪の卓球の種目で1番初めに金メダルが確定する種目となる予定だ。同種目で金メダルを獲得して勢いに乗れるかが、その後の試合の流れにも大きく影響することになる。
許昕、劉詩■
許選手と劉選手は、中国の男子ダブルスと女子ダブルスで最も技術レベルの高い選手。ペアを組んで以来、何度も公式戦で優勝しており、ライバルである日本の水谷隼/伊藤美誠ペアに対しても3回戦って全勝している。混合ダブルスの責任者・馬琳氏は、「優秀なトップレベルの選手の中から最強選手を選んだ結果、このペアが選出された」と説明する。
補欠には、男子と女子の代表監督らが、シングルス、ダブルスの実力、プレースタイルの特徴などを総合的に比較考慮し、2024年のパリ五輪に向けて経験を積ませる戦略的計画を踏まえ、最終的に王楚欽選手と王曼昱選手が選出された。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月17日