北京冬季五輪の「EXPERIENCE北京」をキャッチフレーズにしたフィギュアスケート大会「アジアンオープントロフィー2021」が14日、北京の首都体育館で開幕した。大会初日、男女シングルのショートプログラムでは、日本の若手選手が首位で発進した。ペアとアイスダンスの参加選手は全員中国からの出場選手となっており、隋文静/韓聡組と王詩玥/柳鑫宇組といったベテラン選手が、オリンピックシーズン用プログラムを初披露した。北京冬季五輪テスト大会である「アジアンオープントロフィー2021」には、9ヶ国・地域から31人の選手が参加している。9ヶ国・地域から31人の選手が参加している。新華社が伝えた。
10月14日、男子シングル・ショートプログラムの演技を披露する日本の鍵山優真選手(撮影・鞠煥宗)。
弱冠18歳で昨シーズンの世界選手権男子シングルで銀メダルを獲得した鍵山優真選手は、ショートプログラムで、ジャズ調の「ウェン・ユア・スマイリング」で素晴らしい演技を披露し、いずれも参加選手中最高となる技術点54.14点、演技構成点43.66点をたたき出し、計97.80点でトップに立った。
演技を終えた鍵山優真選手は、「今日は、今シーズン初の演技となったが、ジャンプを全て成功することができた。リンクの状態が良好で、すごく滑りやすい氷だと感じた。オリンピック本番の雰囲気を十分に味わうことができた」とコメントした。
また2位も日本人選手となっており、わずか17歳の佐藤駿選手が90.77点で2位につけた。
男子シングル・ショートプログラムの演技を披露する中国の金博洋選手(撮影・鞠煥宗)。
これまでの世界選手権で2度銅メダルを手にしたことがある金博洋選手は、中国人選手のなかでは最高となるショートプログラム3位での発進となった。
女子シングル・ショートプログラムの演技を披露する中国の朱易選手(撮影・鞠煥宗)。
女子シングル・ショートプログラムでも、日本人選手が上位につけ、首位が坂本花織選手、2位が三原舞衣選手。3位はフィンランドのイェニー・サーリネン選手、中国勢では朱易選手が5位、金恒鑫選手が9位につけた。
演技を披露する中国の隋文静選手(写真右)と韓聡選手のペア(撮影・鞠煥宗)。
ペアとアイスダンスの参加選手は全員中国からの出場選手となっており、平昌五輪で銀メダルを獲得した隋文静/韓聡組は、「ミッション:インポッシブル2」で計79.27点をマークし、ショートプログラムで首位に立った。
ペア種目に出場した中国の彭程選手(写真右)と金楊選手のペア(撮影・富田)。
ペア種目に出場した中国の隋文静選手(写真右)と韓聡選手のペア(撮影・富田)。
15日は、男子シングル、女子シングル、ペア―のフリーおよびアイスダンスのフリーダンスが首都体育館で行われる。翌16日には、大会を締めくくるエキシビションが行われる。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年10月15日