中国の秦剛駐米大使は21日にオンラインで開催された米中政策財団の年次記念行事に出席し、挨拶を述べた。秦大使は挨拶で、「持続的かつ安定的に発展する中国は、米国にとって脅威ではなく、重大なチャンスであり利益だ。共同発展が中米間の重要な公約数となるべきだ」と指摘した。新華社が伝えた。
秦大使は「過去数年の間、中米関係は深刻な困難に遭遇した。これは両国民の根本的利益にならない。中国の発展は素晴らしい生活への人々の憧れを満たすためであり、他国と勝つか負けるかの競争をするためではない」と指摘。
「我々は米国が中国国民の良い生活を送る権利を尊重し、中国の発展を受け入れることを望む。習近平国家主席は中米間の相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの必要性を強調した。皆さんが英知を結集して、中米が付き合う道について議論し、中米関係が早期に正常な軌道に戻る後押しをすることを希望する」とした。
米側の参加者は米中関係の歴史を振り返り、未来を展望したうえで、米中が対話・交流を強化し、相互理解・信頼を増進すべきであることを一致して強調した。
米中政策財団は中米両国の政策立案者、政府高官、研究者間の相互理解を強化して、中米関係の発展を促進することを目的に、1995年に設立された。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月23日