中国の秦剛駐米大使は17日、米『Science & Diplomacy』誌のキム・モンゴメリー編集主幹によるインタビューに応じた際、「中米はグローバルな問題に連携して対処し、新興技術のもたらすリスクを共同で管理・コントロールすべきだ。協力することで両国民にさらなる幸福をもたらすことができ、未知に満ちた未来に全人類がより良く対応するようにもできる。中国人科学者・留学生に対する様々な制限を含め、協力を妨げることは、双方の利益を損なうことになる」と指摘した。新華社が伝えた。
秦大使は「国交樹立後の40年余りで、中米関係は何度も困難を経験しながら、歴史的発展を遂げた。社会制度、歴史文化、発展段階は異なるものの、我々は米側と共に努力し、尊重し合い、平和的に共存し、協力・ウィンウィンを図ることを望んでいる」と指摘。
「中米間の科学技術交流・協力は、かつて両国関係の健全な発展の推進に重要な役割を果たした。今も中米関係の重要部分を成すものだ。40年余り、『中米科学技術協力協定』の枠組での両国の協力は衛生・健康、気候変動、環境保護、核セキュリティーなどの分野をカバーしてきた」とした。
また「今の中国外交の目標は世界平和を維持し、人類の共同発展を促進することだ。我々は外交における科学技術の重要な役割を一層重視している。たとえば、宇宙開発分野において、中国は世界各国と相互尊重、開放・包摂、平等互恵を基礎に、国際協力を実施することを望んでいる。また、気候変動は人類共通の試練であり、各国が連携して対処する必要がある。気候変動分野で中米間には大きな協力の余地がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月20日