新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿勒泰(アルタイ)地区の山奥にある喀納斯(カナス)景勝地で、フォトグラファーが、零下30度という極寒の中、河岸で夜空の星の軌跡を撮影していた際に偶然、原始林の背後にあるカナス村の上空で滅多に見られない「寒夜光柱」の姿を捉えた。まるでオーロラのようなカラフルな光が星空を染め上げる幻想的な光景が広がっていた。「寒夜光柱」は、冬の夜間に寒冷地区に多数発生するオーロラに匹敵するほどのアイスハロ(氷晶による大気光象)現象のひとつ。大気中の氷晶が光に反射して形成されるもので、光が氷晶によって鏡のように空中に反射し、人々の目には、上方に向かって反射する光柱のように見える虚像となる。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年1月11日