キプロス大学の研究者がこのほど、新型コロナウイルスの変異株であるデルタ株とオミクロン株が結合した新たな変異株を発見した。この変異ウイルスは、遺伝子配列はデルタ株により近いものの、オミクロン株特有の変異が数多く認められたため、この新変異株は研究者によって「デルタクロン(Deltacron)」と名づけられた。科技日報が報じた。
今回「デルタクロン」が発見されたことに、世界中から高い関心が集まっているほか、さまざまな議論も生じている。英ロンドンにあるインペリアル・カレッジ・ロンドンのポスドク研究員トーマス・ピーコック博士(感染症学)は、「複数の兆候から、いわゆる『デルタクロン』は、遺伝子の塩基配列が乱された結果発生した可能性がある」との見方を示している。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年1月10日