王毅国務委員兼外交部長(外相)は13日、フランスのエマニュエル・ボヌ大統領外交顧問と江蘇省無錫市で第22回中仏戦略対話を行った。双方は長時間にわたり踏み込んだ意思疎通と誠意ある意見交換を行い、中仏が一連の重大な問題において同じまたは似た見解を有し、二国間関係の強化を共に期待しているとの認識で一致。首脳外交の戦略的リーダーシップをさらに発揮し、二国間関係における柱としての実務協力の役割を際立たせ、中国・EU関係に対する中仏関係の模範的役割を発揮し、フランスのEU輪番議長国就任を契機に、中仏関係、中国・EU関係の健全で安定した発展を推進する意向を表明した。新華社が伝えた。
王部長はまず、習近平国家主席からマクロン大統領への挨拶の言葉を伝え、双方が首脳外交への貢献を重要任務とし、独立自主の外交的伝統、対話と協議を通じた相互信頼の増進、互恵・ウィンウィンの精神に基づく協力深化を堅持し、中仏関係、中国・EU関係のために良いスタートを切る必要性を指摘した。
ボヌ大統領外交顧問はマクロン大統領から習主席への新年の挨拶を伝え、フランス側が両国首脳の友情を大切にし、仏中の戦略的意思疎通を非常に重視しており、共同で両国首脳間のコンセンサスをしっかりと実行に移し、互恵・ウィンウィンを実現することを期待していると表明した。また、フランスはスポーツの政治化に反対し、フランスの選手は北京冬季五輪への参加を楽しみにしているとした。
王部長は「EU側が引き続き積極的・実務的対中政策を堅持することを希望する」と表明。ボヌ大統領外交顧問は「欧州は引き続き戦略的自主性を堅持していく。欧州と中国は対立すべきでなく、ましてや対抗すべきでもなく、高い水準の協力パートナーであり続けるべきだ。フランス側は台湾地区関連の問題の重要性と敏感性を理解しており、『一つの中国』原則を厳守していく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月14日