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「中国ファンド投資コンサルティング青書」 少額のお試し型多く、一人当たり投資額1万元以下

人民網日本語版 2022年01月27日11:04

先鋒領航投顧(上海)投資コンサルティング有限公司とKPMGが共同で発表した「中国ファンド投資コンサルティング青書2022」によると、海外の成熟した投資市場と異なり、中国の投資家は少額のお試し型の投資を好む傾向があり、一人当たりの投資額は1万元(1元は約18.0円)以下にとどまる。投資に対する認識はなお初期の段階にとどまり、理念もまだ成熟しておらず、投資商品を1年以上持ち続けたいとする人はわずか3割だったという。中国新聞網が伝えた。

3千人の投資家を対象とした同青書の調査データによると、現在のファンド投資の利用者には「ミレニアル世代」、「高学歴のホワイトカラー」、「既婚・子持ち」の3つの特徴がある。

青書の投資家に対する調査研究によれば、ファンド投資の利用者の半数が25-35歳の年代に集中し、大専(短大・高専)以上の学歴が97%を占め、既婚の割合が82%と非常に高く、既婚で子どもがいる人の割合も同じく高く70%に達した。このように今の投資家は一般的に高学歴で、安定した収入と一定の経済的基盤があり、投資可能な資産が10万-50万元という人が70%に上ったが、実際のファンドへの投資額は1千-1万元に集中し、ここから投資家の投資に対する見方はいまだに「よくわからない目新しいもの」が主流であることがわかる。

投資の理念・認識を見ると、投資家で3年以上の投資経験がある人が半数に上るが、投資理念はまだ成熟しておらず、投資商品を1年以上持ち続けたいとする人はわずか30%だった。

投資家の60%以上が投資コンサルティング機関に期間1-3年の中長期の資産運用をしてもらいたいと考えているが、実際の商品購入後の動きを見ると短期的な操作が中心で、「考えと行動が一致しない」特徴がある。投資家のファンド投資コンサルティングに対する認識もなお初期の段階にとどまり、投資に先だってはコンサルティング機関はプロだと認めるが、投資を始めるとファンドと同一視することが多く、投資計画の長期的な収益目標を忘れ、市場の上下に左右され、短期間で頻繁に購入を申し込んだり買い戻しをしたりの短期的操作に手を出しがちだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年1月27日

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