商務部(省)の高峰報道官は23日に開催された定例記者会見で、「今年1-11月には、中国の非金融分野の対外直接投資は前年同期比2.9%減の6403億8千万元(1元は約18.0円)だった(米ドル換算では同4.3%増の991億3千万ドル<1ドルは約114.4円>)。対外請負工事の完成工事高は同2.6%増の8564億7千万元だった(米ドル換算では同10.1%増の1325億8千万ドル)」と述べた。中国新聞網が伝えた。
高報道官は主な特徴として次の3点を挙げた。
(1)「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国への投資協力が引き続き増加した。1-11月の中国から沿線国への非金融分野の直接投資は同12.7%の179億9千万ドル、沿線国に対する請負工事の完成工事高は同8.2%増の766億5千万ドルだった。
(2)複数の分野で対外投資が引き続き増加した。1-11月の製造業分野の対外投資は同3.7%増の163億5千万ドルだった。交通輸送、卸売・小売、情報サービスなどの分野への投資も増加傾向を示した。
(3)対外請負工事でビッグプロジェクトが増加した。1-11月に新たに調印された契約額1億ドルに上るプロジェクトは404件で前年同期より23件増加し、分野は主に交通輸送や電力関連工事などに集中した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年12月24日