北京冬季五輪組織委員会が指定するホテルである延慶区の万豪(マリオット)ホテルでボランティアとして働く19歳の女子大生・王迦雪さんは、英語、イタリア語、スペイン語、韓国語、日本語を話すことのできるポリグロットで、自由自在に言語を変えてコミュニケーションできるため「多言語エキスパート」と呼ばれ、中国や海外の選手、チーム関係者から高く評価されている。王さんは、北京第二外国語学院貫培学院で英語を専門に学ぶ大学1年生だ。北京日報が報じた。
今月4日午後、あるジャマイカのチーム関係者が中国のスタッフにスマホで画像を送る必要があったものの、スマホでの画像送信がうまく操作できず困っていたため、中国人スタッフが王さんに助けを求めにやってきた。その時のことについて、王さんは、「その関係者の男性のスマホのシステムはスペイン語だった。私はスペイン語でその男性と話し、問題はすぐに解決できた」と振り返り、「握手したり、一緒にコーヒーを飲みながらおしゃべりしたりすることはできないものの、喜んでくれた男性の目を見て、友好的な善意を感じた」と話す。友好を伝え合うことができたのはその時だけではない。日本の監督と選手にサービスを提供した際、王さんはお礼として「招き猫」を受け取ったほか、言語サービスを提供した後、米国の関係者から何度も「ありがとう」と言われたという。

王さんが日本の選手と監督かお礼にもらった「招き猫」
王さんは、「冬季五輪開催のために、私達のような青年がボランティアをして貢献し、スキルを伸ばし、成長でき、行動を起こしながら、収穫を得ることもできている」と充実感を漂わしながら語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月11日
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