2022北京報道センターは8日、北京国際消費センター都市建設についての記者会見を行った。それによると、ユニバーサル・スタジオ・北京の第一期プロジェクト部分が昨年9月に開園してから、昨年の売上高は16億4500万元(1元は約18.1円)に上り、受け入れた観光客は累計のべ210万人に達した。北京市は今年の市内の総消費額を前年比7.5%前後増やし、社会消費財小売総額を同5.5%前後増やすとともに、2025年までに市内に1千億元規模の世界レベル商業圏を2-3ヶ所構築することを目指すとしている。「北京青年報」が伝えた。
昨年は旗艦店含む北京での初出店が901店
国務院が北京など5都市に国際消費センター都市の育成建設を承認して以来、北京は段階的に成果を上げてきた。北京市商務局の郭文傑副局長の説明によると、21年の市内の総消費額は前年比11%増、サービス消費額は同13.4%増、社会消費財小売総額は同8.4%増となり、消費市場は全体として2019年の新型コロナウイルス感染症発生前の水準に戻った。21年には旗艦店を含む北京初出店の店舗が901店に上り、前年の5倍近くに増えたという。
郭氏は、「2022年には市内の総消費額を前年比7.5%前後増やし、社会消費財小売総額を同5.5%前後増やす。今年の北京は商業圏のレベル設定・分類の標準と評価システムの整備をさらに進め、商業圏の展開プランを制定すると同時に、新たな商業圏の質の高い発展に向けた作業計画を制定し、2025年までに市内に1千億元規模の世界レベル商業圏を2-3ヶ所構築することを目指す」と述べた。
今年の北京はウインタースポーツ人口が1千万人以上に
北京市政府の徐和建報道官は、「冬季五輪が北京のウインタースポーツ産業の発展に積極的な役割を果たし、それが最もよく現れているのは人々の間でウインタースポーツが急速に普及し、ウインタースポーツ種目が人気のないスポーツから人気スポーツに変わったことだ。2022年には北京のウインタースポーツ人口は1千万人に達する見込みで、特に青少年のウインタースポーツが飛躍的な進歩を遂げるだろう。現在、北京で登録された青少年アイスホッケー競技者は5千人を超え、ウインタースポーツの持続可能な発展に向けた良好な基礎がしっかり固められている」と述べた。
冬季五輪効果で、北京ではウインタースポーツ施設の建設が加速し、数多くの国際レベルの施設が完成して、国際ウインタースポーツ消費の目的地になるための施設面での保障を提供している。徐さんは、「ポスト五輪時代のウインタースポーツ産業の将来の発展には期待できる。北京が『夏季冬季五輪開催都市』の優位性を生かして、より多くの国際ウインタースポーツ大会、一般向けのウインタースポーツイベント、青少年のウインタースポーツイベントを開催することは、国際消費センター都市の建設を後押しする。冬季五輪がウインタースポーツ関連のテクノロジーを飛躍的に進歩させ、ここから生み出された多くのテクノロジーの成果が、これからのウインタースポーツ設備の研究、ウインタースポーツのトレーニングなど多くの面に重要なサポートを提供するだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月10日