ニクソン訪中から2月21日で50年となった。外交部(外務省)の汪文斌報道官は同日の定例記者会見で、「米側が中国側と共に、過去50年の歴史から経験と知恵を汲み取り、上海コミュニケの精神を継承し、中米関係が健全で安定した発展の軌道に戻る後押しをすることを望む」と述べた。
汪報道官は「中米関係は現在問題を抱えているが、その根本的原因は、米側の一部の人々の対中認識に深刻な偏りがあり、中国を主要な戦略的競争相手、さらには仮想敵と見なして、全方位的な抑え込みをしていることにある」と指摘。「中国の発展は中国国民が素晴らしい暮らしを手に入れられるようにするためだけのものであり、米国に挑戦したり、取って代わるためではない。米側は中国を変えようとしたり、さらには抑えつけようとしたりするべきではない。中米両国の共通利益は溝を遥かに上回り、和すれば共に利し、争えば共に傷つく。両国間に溝や摩擦があることは避けがたい。肝要なのは、率直な意思疎通によってこれを効果的に管理・コントロールし、戦略上の誤った判断を防ぎ、衝突や対立を回避することだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年2月22日