3月3日は国連が制定する「世界野生生物の日」。2013年に制定されてから9年目を迎えた今年の中国のテーマは、「象徴種の保護に注目し、美しい中国の建設を推進」としている。世界の生物多様性の象徴種で、アンブレラ種である中国の国宝パンダは、世界中の人々に愛されている。一人でも多くの人が野生生物の保護に参加するよう呼びかけ、人と自然の調和の取れた共存という理念を提唱すべく、中国パンダ保護研究センターは、2021年に生まれた「家美(ジアメイ)」と「氷氷(ビンビン)」の赤ちゃんを「世界野生生物の日」のイメージキャラクターとし、その名前をインターネットで募集した。投票の結果、「ジアメイ」の赤ちゃんの名前は「青宝(チンバオ)」、「ビンビン」の赤ちゃんは「氷宝(ビンバオ)」に決まった。人民網が報じた。
「チンバオ」はお父さんパンダの名前「青青(チンチン)」から取られ、美しい山や川を意味する「緑水青山」とも関係がある。「ビンバオ」は、お母さんパンダの名前「ビンビン」から取られ、北京で開催された冬季五輪を記念する思いが込められている。2匹とも「宝」という漢字が採用されており、パンダはみんなの「宝」であることを意味するほか、中国語では「保」の発音と同じであるため、社会に野生生物を保護し、人と自然が調和よく共生する美しい環境づくりをしようの思いが込められている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月4日