李克強総理が東アジアサミットに出席「南中国海の平和・安定維持に向けた地域諸国の努力を尊重すべき」

人民網日本語版 2021年10月29日14:54

李克強総理は27日夜、テレビ会議の形式で開催された第16回東アジアサミットに北京の人民大会堂で出席した。新華社が伝えた。

李総理は、「東アジアサミットは常に自らの位置づけを堅持し、地域協力の正しい方向性を把握し、政治・安全保障協力と経済・社会発展をバランスよく推進すべきだ。主権及び領土保全の相互尊重は、国際関係の基本準則であり、東アジアサミットの重要な指導原則でもある。各国は相互尊重を堅持し、団結・協力し、新型コロナ対策と経済回復のための取り組みを強化し、地域の平和と安定を維持し、発展と繁栄を促進する必要がある」と指摘し、(1)新型コロナ対策での連携(2)全面的な経済回復の促進(3)グリーン発展の推進(4)ASEANの中心的地位の支持を提言した。

李総理は、「ミャンマーは東アジア協力の重要な参加国だ。中国は、ASEANが『ASEAN方式』で関連する問題に適切に対処し、ASEANの団結を促進し、地域の安定を促進し、ミャンマーの平和・和解プロセスを促進することを支持する」と表明。

また、「南中国海は我々共通の郷里だ。南中国海の平和と安定の維持、南中国海における航行と上空飛行の自由の維持は、各国の共通利益にかなう。中国とASEAN諸国の共同努力の下、南中国海情勢は全体的に安定を保ってきた。中国とASEAN諸国は、実効性ある、具体的内容に富む地域ルールの早期妥結について、すでに共通認識に至っており、現在『南中国海における関係国の行動宣言』(DOC)を全面的かつ有効に実行に移している。双方は新型コロナウイルスのパンデミックの影響を克服し、『南中国海における行動規範』(COC)に関する協議を実質的に再開し、積極的に推進している。南中国海の平和・安定維持に向けた地域諸国の努力は尊重されるべきだ。中国は各国と共に、団結を強化し、協力を拡大し、共同発展を促進し、繁栄と安定を実現し、東アジア協力に新たな章を記すことを望んでいる」と強調した。 (編集NA)

「人民網日本語版」2021年10月29日

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