中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で、ペロシ米下院議長の台湾地区訪問計画に関する質問に次のように答えた。
【趙報道官】中国は米国と台湾地区の間のいかなる形の公的交流にも断固として反対する。米国議会は米国政府の構成部分であり、米国の遂行する「一つの中国」政策を厳格に遵守してしかるべきだ。もしペロシ議長が台湾地区を訪問すれば、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定への重大な違反であり、中国の主権及び領土的一体性を深刻に損ない、中米関係の政治的な基礎に重大な打撃を与え、「台湾独立」分裂勢力に重大な誤ったシグナルを送ることになる。中国はこれに断固として反対する。
中国は米側に対して、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、ペロシ議長の台湾地区訪問をセッティングせず、台湾地区との公的交流を止め、台湾海峡情勢の緊張化要因を作り出すことを止め、「台湾独立」不支持の約束を実際の行動によって履行するよう要求する。米側が独断専行するのであれば、中国側は必ずや断固たる力強い措置を講じて、国家の主権及び領土的一体性を断固として守る。これによって生じる全ての重大な結果の責任は、全て米側が負わなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月20日