米軍との交流の中止と米メディアの誇張した報道について中国国防部報道官がコメント

人民網日本語版 2022年08月08日16:07

中国国防部(省)の呉謙報道官は8日、中国側が米軍との3つの交流活動を中止したことと米メディアの誇張した報道について、記者の質問に答えた。国防部ウェブサイトが伝えた。

【記者】このほど中国側はペロシ氏が台湾地区を訪問したことを受けて、中米間の3つの軍事交流の中止を含む8つの対抗措置を発表した。米軍上層部が最近、中国軍指導者に何度か電話をかけたが、中国側に拒絶されたと報じた米国メディアもある。この件について、コメントを頂きたい。

【呉報道官】現在の台湾海峡情勢の緊迫した事態は、完全に米側が進んで挑発し、一手に作り出したものであり、米側がその全ての責任と重大な結果を負わなければならない。中国側は、中米両国・両軍関係や台湾問題について厳正な立場を表明し、特にペロシ米下院議長が台湾地区を訪問することについて度重なる厳正な申し入れを行ったが、米側は言動を一致させず、ペロシ氏の訪問を黙認し、台湾海峡情勢の緊張を意図的に作り出した。

米側の悪質な挑発行為に対して、中国側は、両軍戦区指導者間の電話会談の取り止め、中米両国防省間の実務会談の中止、中米海上軍事安全保障協議メカニズム会合の中止を含む8つの対抗措置を発表した。中国側の対抗措置は、米国と台湾当局の挑発に対して必要な警告であり、国家の主権と安全を正当に守るものであり、完全に理にかない、適切かつ適度なものだ。

譲れぬ一線を突破することは許さないし、意思疎通には誠意が必要だ。米側は危機を作り出す一方で、危機を管理・コントロールする必要性を主張もし、自らの間違った言動や挑発行為のために口実を探し、人々の目をくらまし、さらには対外宣伝を行い、世論を惑わし、責任を転嫁している。我々はこれに断固反対する。我々は米側に対して、中国側の核心的利益と重大な懸念を的確に尊重し、「台湾を利用して中国を牽制する」という幻想をあきらめるよう促す。誤った道を突き進んではならない。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月8日

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