湖北省武漢市にある華中農業大学水産学院の高沢霞教授率いるチームが、筋肉間の骨がまったくない武昌魚(ダントウホウ)の種苗(F1種)を育てることに成功した。通常の手続きに従うと、新種の性質が安定した後、国の関連認証を取得すれば、大規模な普及が可能となる。長江日報が伝えた。
骨の少ない魚については、武昌魚だけでなく、他の魚についても一部の専門家が報告を行っている。専門家らが高澤霞教授のチームの発見した無骨主効果遺伝子を導入し、異なる種類の魚類に対する試験や応用を行ったところ、これまでにソウギョとフナの試験で魚の骨の生長をコントロールする主効果遺伝子の遺伝子ノックアウトを行ったのに続き、このほどレンギョでも遺伝子ノックアウトに成功し、筋肉間の骨の減少幅が50%に達したという。現在の研究開発スピードから見て、近い将来、骨の少ない魚を食べることができるようになるとみられている。(編集AK)
「人民網日本語版」2022年9月28日