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中国の自動運転トラック、タイの現代化グリーン港湾建設をサポート

人民網日本語版 2022年10月24日14:16

タイ東部のレムチャバン港で活躍する中国製自動運転トラックのチームが、このほど「新メンバー」を迎えた。第二弾計20台の自動運転トラックが加わり、近く使用を開始するという。

タイの経済中心エリアの「東部経済回廊」に位置するレムチャバン港は、同国最大のコンテナターミナル深海港と物流ハブだ。最も活気があるDふ頭では、自動運転トラックと人が運転するトラックが縦横に走り回り、世界各地から運ばれたコンテナを載せて目的地に向かっている。

Dふ頭の運営企業である和記港口集団タイ公司の運営マネージャー補佐のスティラーさんの説明によると、Dふ頭を出入りするトラックは一日当たり1千台を超え、現在は自動運転トラックと人が運転するトラックが同じエリアに混在して作業を行なっている。2020年4月に自動運転トラックの第一弾6台がテスト運営を行なった当時、港湾の作業員とトラックの運転手は中国からやって来た自動運転トラックに強い好奇心を抱き、これを使用することによる効果を期待するほかに、一緒に働くにはどうしたらよいかを学ばなければならなかった。

中タイ双方のチームが共に努力することを通じて、自動運転トラックは大活躍を見せ、貨物輸送でますます重要な役割を果たすようになった。スティラーさんは、「特に新型コロナウイルス感染症の流行中に、自動運転トラックは港湾の輸送力不足の問題をある程度緩和した。2022年8月末現在、自動運転トラックの作業量は累計15万TEU(20フィート標準コンテナ換算)を超えた」と述べた。

上海西井情報科学技術有限公司の創業者で最高経営者(CEO)の譚黎敏さんは、「自動運転トラック1台で運転手4人分の作業ができ、ガソリン車よりもエネルギーコストを節約できるだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量も大幅に削減することができる」と説明した。

タイはレムチャバン港が鉄道、道路、内陸河川を結ぶ輸送ネットワークになり、タイ国内と周辺国との間でスピーディに配送が行なわれるグリーン現代化港湾になるのを目指している。自動運転トラックは今では同港湾Dふ頭の遠隔操作作業の重要な部分になっている。和記港口集団タイ公司のスティーブン社長は、「レムチャバン港の自動運転トラックプロジェクトは今モデル事業となっており、アラブ首長国連邦(UAE)や英国など複数の国にも推進されつつある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年10月24日

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