王毅中共中央政治局委員、国務委員兼外交部長(外相)は10月31日、米国のブリンケン国務長官と電話会談を行った。新華社が伝えた。
ブリンケン国務長官は、中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)に米側が注目していたことを表明。王部長は「第20回党大会は団結・民主・進取の大会だった。もし米側が本当に中国を理解しようとするのなら、第20回党大会報告を真剣に研究してもらいたい。中国の国内・対外政策はオープンかつ透明であり、戦略的意図は公明正大だ。米側はこれ以上色眼鏡で主観的な憶測をするべきではなく、ましてやイデオロギー的偏見で正しい判断を失ってはならない」とした。
ブリンケン国務長官は「米側は今後の米中関係について中国側と意思疎通を継続し、協力を繰り広げ、両国関係の基礎について議論することを望んでいる」とした。
両氏はウクライナ問題などについても意見を交換。王部長は「各国は自制を保ち、冷静な決断をし、外交努力を強化し、事態の一層のエスカレーション、さらには制御不能化を回避するべきだ。少しでも望みがあるのなら、交渉の扉を閉じてはならず、1%でも可能性があるのなら、平和のために100%の努力を払う必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月1日