王毅国務委員兼外交部長(外相)は20日、ニューヨークで「グローバル発展イニシアティブ(GDI)フレンズグループ」の閣僚級会合を開いた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「GDIは国際社会が共に努力して探求し、力を結集して推進する必要がある」と述べ、中国として次の3点を提案した。
(1)協力による相乗効果を堅持し、国連の開発関連機関のリーダーシップを強化する。「食料・エネルギー・金融に関する世界危機対応グループ(GCRG)」、「持続可能な開発のための国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)」などの枠組みやプロセスを通じて、力を結集する。国連のレベルでイニシアティブを推進する作業枠組みを早急に立ち上げ、関係する専門機関は自らの主たる責務に基づき、それぞれイニシアティブの重点分野との連携を先導し、「グローバル開発・南南協力基金」及び「中国ー国連平和・発展基金」を活用し、さらに多くの資源を動員し、集約する。
(2)「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」を堅持し、集団の知恵と力を結集する。「GDIフレンズグループ」の制度化を推進し、重点分野・地域の調整国を定め、各国の発展ニーズ及び地域・準地域の発展戦略とより深く融合させ、新たなプロジェクト提案を打ち出す。「GDIフレンズグループ」の参加国は戦略的な意思疎通を強化し、引き続き共に声を上げ、来年の2030アジェンダ中間レビュー及び「持続可能な開発目標サミット」における積極的な成果を力を合わせて後押しする。
(3)インクルーシブな共同前進を堅持し、グローバル開発パートナーシップを立て直す。先進国が政府援助の義務を履行し、発展イニシアティブ関連プロジェクトに参加し、後発開発途上国や小さな島嶼国を始めとする発展途上国への投資を強化することを期待する。世界銀行やアジア開発銀行など国際・地域開発機関がイニシアティブ関連協力に積極的に参加し、発展途上国への資金的支援を拡大することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月22日