吉林省人民対外友好協会と鳥取県観光交流局は9月13日、両地の大学生がオンラインで「バーチャル相互訪問」するイベントを開催した。吉林外国語大学と鳥取大学、鳥取環境大学の教員・学生代表約50人が参加した。
同イベントでは、吉林省と鳥取県の学生代表がそれぞれの都市を紹介。吉林省の森林公園・浄月潭や六鼎山、鳥取県の砂丘や名峰・大山など、その美しい景色が学生らを魅了したほか、吉林省の特産品であるキムチや冷麺、鳥取県のカニや二十世紀梨といったグルメも紹介された。また、吉林外国語大学の学生が中国の切り絵細工を披露して、その魅力を伝えた。学生の黄奕涵さんは、チャイナドレスを着た中国の子供と着物を着た日本の子供が仲良く手をつないでいる切り絵細工作品を披露し、中日両国の友好が永く続くことを願う思いを伝えた。
また、洪率哲さんは伝統的な祝祭日の中秋節(旧暦8月15日)を紹介。月餅を自作する動画を通して、「但だ願はくは人長久に、千里嬋娟を共にせんことを(ただ願う、人々が健康に過ごすことを、千里離れてもこの美しい月を見て共に過ごしていることを)」と詩に詠まれた中国の文化の奥深さを伝えた。一方、鳥取大学の学生は折り紙の実演、鳥取環境大学の学生はけん玉の実演としゃんしゃん傘踊りの紹介を行った。学生らはバラエティーに富んだ交流を通して、理解を深め合った。
今回のイベントを通して、両国の学生の心に「友情の種」が撒かれた。将来、その種が芽を出し、「友好」という実をたわわに実らせてくれるに違いない。
「人民網日本語版」2022年11月2日