SF小説「三体」のアニメ版が12月3日、動画サイトの「bilibili」で独占配信される予定で、世界中の「三体」ファンから大きな注目が集まっている。
アニメ版「三体」は「bilibili」が筆頭になり制作したもので、11月28日の時点で動画広告の再生回数は5543万6千回に上った。「bilibili」の張聖晏副総裁は、「当社が『三体』のアニメ化を発表すると、海外のクリエイターからプロジェクト参加に関する問い合わせがたくさん来た。同時に、たくさんの海外の『三体』ファンの間で大きな注目を集めた」と振り返った。
海外での「三体」映画化には、国際的な大手企業も積極的に関わっている。また、今年9月には、ネットフリックスが米国ドラマ版「三体」の制作情報を発表。世界的に人気を集めたテレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の制作チームを招き、巨額の費用を投じて制作を進めていることを明らかにした。
ある調査会社のチーフアナリストは、「『三体』のアニメ化が成功すれば、中国製アニメ作品の海外進出をさらに後押しすることになる」としている。
「人民網日本語版」2022年12月1日