外交部(外務省)の29日の定例記者会見で、趙立堅報道官が「一帯一路」(the Belt and Road)インフラ事業に関する質問に答えた。
【記者】報道によると、中国企業が建設を請け負い、実施したバングラデシュ・カルナプリー川トンネルプロジェクトの南側トンネルの竣工式が先日行われた。これはバングラデシュ初の川底トンネルであり、南アジア地域初の水中トンネルでもある。この事について、中国側としてコメントは。
【趙報道官】中国はカルナプリー川トンネル・南側トンネルの竣工に祝意を表する。カルナプリー川トンネルプロジェクトはBICM(バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー)経済回廊の重要な一環だ。同プロジェクトの南側トンネルの竣工は、中国と周辺諸国による「一帯一路」共同建設の新たな重要な成果の一つであり、現地の交通の改善、アジア道路網の整備、バングラデシュと周辺諸国の相互接続の促進にとって重要な意義を持つ。同トンネルの竣工によって、チッタゴン空港-工業団地間の車での移動時間は4時間から20分にまで短縮される。
インフラは相互接続の礎であり、「一帯一路」建設の優先分野だ。喜ばしいことに、各方面が互いに努力する中で、「一帯一路」インフラプロジェクトが秩序良く実施され、吉報が続々と伝わってきている。ほかにも、中国企業が建設を請け負ったクロアチアのペリェシャツ橋が今年7月に開通し、開通から現在までに、すでに100万台以上の自動車が安全に通行し、良好な状態で使用されている。この橋は、すでに中国とクロアチアの協力、発展、友情の橋となっている。
未来に向けて、中国は各国と共に、「一帯一路」共同建設イニシアティブと各国の発展戦略及び地域協力イニシアティブとのより良い連携を推進し、インフラ整備を推進し、より広範囲で円滑な相互接続の実現に尽力し、互恵・ウィンウィンを実現し、各国の人々に幸福をもたらすことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月30日