イラスト作成・馬宏亮(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止) |
ウクライナ危機の影響を受けた欧州諸国は対露制裁によって逆にエネルギー危機に陥り、生産コストや物価、生活コストが高騰し、経済面でリスクと試練に直面している。
欧州がエネルギー危機による多大な圧力に耐える中、米国は火事場泥棒を働き、労せずして漁夫の利を得ようと、欧州諸国に高値でエネルギーを売りつけている。米国エネルギー情報局の統計に基づくAFP通信の報道によると、米国産液化天然ガス(LNG)の輸出価格(1000立方フィート当たり)は、昨年7月には7.23ドル(1ドルは約139.2円)に過ぎなかったが、今年7月には前年同期比76.5%増の12.76ドルに達し、今年6月には同119%増の14.37ドルにまで達した。
同盟国からも利益を吸い上げている米国に、不満の声が多く挙がっている。フランスのマクロン大統領は「我々は米国の友人達に告げなければならない。あなた方はエネルギーを自国企業には原価で売っているが、我々は4倍の価格を支払わなければならない。これは友情とは言えないだろう」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月28日