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桃の缶詰と電解質チャージウォーターに続き、今度はレモンが売れ切れ続出の人気商品になった。
14日に取材したところ、上海市静安区の食品店ではイエローレモン、グリーンレモン、冷凍レモンスライスがいずれも売り切れとなっていた。北京市東城区の青果店のミニプログラムでもレモンは全部売り切れだった。
食品販売プラットフォームの関係者は、「消費者のレモン需要は予想をはるかに上回り、今は商品の仕入れ先を調整しているが、通常の供給状態に戻るには2-3日かかるだろう」と述べた。
青果卸売業の関係者は、「最近は四川省成都市、浙江省嘉興市、湖北省武漢市などの卸売市場で、まるで申し合わせたように『レモンが1個も手に入らない状態』が出現した」と述べた。
また業界関係者は、「レモンは普段から人気のフルーツではない。一部のレモンには輸入品のストックがあるので、(短期間に大量買いされて品切れになる状況を)少し軽減できるだろう」と分析した。
食品産業アナリストの朱丹蓬氏はレモンの供給が不足するかどうかについて、「レモンや黄桃などはこれまではややニッチな果物だった。ただ、中国でも生産されている。例えば、海南省の香水レモン、四川省の安岳レモンなどがある。中国全体でレモンは産業化、ブランド化、大規模化による発展を遂げており、(商品の供給には)問題がないと言えるだろう」との見方を示した。
最近、ビタミンCを豊富に含む果物の売れ行きが大幅に伸びている。生鮮スーパー「盒馬鮮生」によると、ここ1週間、盒馬アプリでは(人気の高い方から順に)蜂蜜、キウイフルーツ、レモン、オレンジ、梨、オレンジジュース、ココナツ、生姜などの検索件数が上昇し続けた。柑橘系フルーツの上昇幅が突出しており、ライムジュースと粉末レモンジュースも全体的によく売れているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月16日