中国国家統計局が15日に発表したデータによると、今年10月の社会消費財小売総額は前年同期比0.5%減の4兆271億元(1元は約19.8円)で、2ヶ月続けて伸びが鈍化した。中国新聞社が伝えた。
統計によると、1-10月の社会消費財小売総額は同0.6%増の36兆575億元になり、増加率は1-9月を0.1ポイント下回った。そのうち自動車を除いた消費財小売総額は同0.5%増の32兆3702億元だった。
国家統計局報道官を務める国民経済総合統計司(局)の付凌暉司長は、「10月には、中国国内で新型コロナウイルス感染症が散発的に発生した影響により、一部地域で人との接触が必要なタイプの消費や人が集まる場所での消費が打撃を受け、特に一部のサービス提供に対する消費は全体として伸びが鈍化した。10月の社会消費財小売総額は同0.5%減少し、そのうち飲食業の収入は同8.1%減少した」と述べた。
付司長は今後の見通しについて、「次の段階について考えると、新型コロナによる市場の売上への影響はまだあるだろうが、全体としては短期的な影響、外部からの影響にとどまる。中国の消費は依然として回復好転に有利な条件を比較的多く備えている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月16日