福建省莆田市文化・観光局によると、莆田木蘭渓流域の考古学的調査により、山辺旧石器時代後期の遺跡が発見され、莆田地区の人類生存・活動の歴史が少なくとも今から2万年前に遡ることになった。新華社が伝えた。
福建莆田木蘭渓流域考古学調査隊の范雪春隊長は、「今回の考古学的調査活動は1年ほど続いた。新たに発見された有史以前遺跡は26ヶ所、中には旧石器時代1ヶ所、新石器時代7ヶ所、青銅時代18ヶ所が含まれ、数百点の標本が出土した。完全な保存状態か復元可能な器物は百点近くに上る」と説明した。
范氏によると、多くの有史以前遺物の発見と新スポットの確認は、木蘭渓流域が福建地区の古人類活動が比較的頻繁なエリアの一つで、福建南北部の有史以前の文化衝突と融合のエリアだったことを物語っている。持続的に考古学的調査・発掘を行い、一部の重要な学術課題を解決する高いポテンシャルを秘めている。同時に木蘭渓流域で今回、比較的完全な保存状態の青銅器が4点見つかった。これまでの福建地区における考古学的調査では比較的珍しい発見となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月20日