2022年12月初め、中国は新型コロナウイルス感染症に対する防疫政策を最適化し、中国の社会防疫の取り組みは新たな段階に入った。1ヶ月前にひっそりとしていた北京の街は、現在では以前の活気をほぼ取り戻している。
中国の社会防疫が新たな段階に入った後、防疫の主戦場はコミュニティ、PCR検査場、集中隔離施設、指定病院などから全国各級の医療機関へとシフトした。この1ヶ月間、無数の医療従事者が防疫の最前線で奮戦し、患者の健康と命のために闘ってきた。
この1ヶ月間に、中国社会は確かに多くの困難を経験してきた。防疫政策の最適化後、「全ての規制を一気に緩和した」さらには「成り行き任せにした」との声も聞かれる。しかし、この1ヶ月間の全国の医療機関、さらには中国社会の努力をよく見れば、「成り行き任せにした」などということは全くないことが分かる。全ての医療機関は、受け入れるべき患者はできる限り受け入れるという基本的要請に従うことが求められた。一部の医療機関では、発熱外来の受診者数がわずか数日で数十倍、さらには数百倍にも増加した。重症患者用の病床数を短期間に数倍から十数倍にまで増やした病院もある。全国の医薬品や医療用品の生産・販売・調達・流通に関わる全ての段階では、誰もがほぼ休む間もなく働いている。全国の無数の製薬工場では、数百万人、さらには数千万人に医薬品を提供するため、機械が絶えず稼働し、刻々と原料を製品に変えている。そして現在では、防疫物資の逼迫した状況はすでに大幅に改善された。
中国社会における防疫の取り組みは、中国社会全体の発展と同様に、様々な問題に直面しながらも、そうした問題を常に少しずつ解決しながら進められている。政府機関と企業が一致協力して、防疫上の様々な緊急かつ重大な問題を解決している。これこそが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下の中国社会の真の状況である。パンデミックを前に、中国社会が「成り行きに任せる」ことはあり得ない。我々は必ず互いに助け合って難局を共に乗り越えることができるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年1月10日