秦剛外交部長が中国アフリカ関係の発展に4提案

秦剛外交部長（外相）は11日、アフリカ連合（AU）委員会のファキ委員長との共同記者会見で、「習近平国家主席が2013年に初めてアフリカを訪問した際に『真実親誠』の対アフリカ政策理念と『正しい義利観』を打ち出してから、今年で10年になる。この10年間、中国とアフリカの指導者が共に指導し、推し進める中、中国とアフリカの関係は世界の注目する歴史的成果を収め、高水準の中国アフリカ運命共同体の構築という新たな時代に入った」と指摘した。新華社が伝えた。

秦部長は「新たな歴史的出発点に立ち、中国はアフリカ側と共に、中国アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議の成果の実行を加速し、『一帯一路』（the Belt and Road）共同建設協力のさらなる発展を推し進めていきたい」と述べ、中国アフリカ関係の発展について次の4点を提案した。

（1）中国とアフリカの具体的な交流や理念の通じ合いの推進を加速する。中国は引き続き「真実親誠」の理念と「正しい義利観」を実践し、アフリカ側と各分野、各レベルで交流や協力を拡大していく。中国はアフリカ側と互いの核心的利益や重大な懸念に関わる問題で揺るぎなく支持し合い、高水準の中国アフリカ運命共同体の構築に向けて強固な基礎を固めることを望んでいる。

（2）中国とAUの友好関係を深め続ける。中国式現代化によってアフリカに新たな機会を提供するとともに、自国の国情に合った発展の道を歩むようアフリカ諸国を先導するAUを引き続き支持する。

（3）中国アフリカ協力の質的向上と高度化を力強く推進する。中国アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議の成果の実行を加速し、引き続き対アフリカ貿易を拡大し、中国とアフリカの投融資協力の質の高い発展を促進して、アフリカの経済・社会発展を一層支えていく。

（4）発展途上国間の団結と協力を断固として守る。覇権、横暴、人種差別的行為に反対し、共同で真の多国間主義を守り、国際関係の民主化を促進し、アフリカ諸国を始めとする発展途上国の国連安保理など国際機関における代表権と発言権を強化し、グローバル・ガバナンス体制のより公正で合理的な方向への発展を後押しするために連携していく。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年1月12日