秦剛外交部長「『債務の罠』は中国とアフリカに押し付けられた言説の罠」

人民網日本語版 2023年01月12日13:52

秦剛外交部長(外相)は11日、アフリカ連合(AU)委員会のファキ委員長との共同記者会見で、「中国がアフリカを『債務の罠』にはめた」との不当な非難に反論した。新華社が伝えた。

秦部長は「中国は常にアフリカの債務圧力の軽減を支援すべく尽力している。主要20ヶ国・地域(G20)債務支払猶予イニシアティブに積極的に参加し、アフリカ19ヶ国と債務支払猶予協定または債務支払猶予合意を結んでおり、G20の中で中国の債務支払猶予額が最大だ。世界銀行の統計によると、アフリカ全体の対外債務のうち、多国間金融機関と商業債権者が4分の3近くを占めており、最大の債権者となっている。彼らはアフリカの債務軽減問題において、より大きな役割を果たすことができるし、そうするべきだ」と指摘。

「アフリカの債務問題の本質は発展の問題だ。アフリカの債務問題の解決には、債務処理などの手段を通じた一時的な解決だけでなく、アフリカの自立的かつ持続可能な発展能力の向上という根本的な解決も必要だ。中国の対アフリカ融資協力は、主にインフラ整備と生産性の分野に関わっており、アフリカの自立的かつ持続的な発展能力の向上に着眼している。中国のアフリカに対するいわゆる『債務の罠』は、中国とアフリカに押し付けられた言説の罠である。中国がアフリカに実施したプロジェクトや協力はアフリカの発展と民生改善に貢献している。これについては、アフリカの人々に最も発言権がある。中国は引き続きアフリカの人々の意向を尊重し、アフリカの実際の状況に立脚し、中国アフリカ協力を通じてアフリカの人々に確かな利益をもたらし、より良い共同発展を実現していく」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年1月12日

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