中国自然資源部(省)は14日、公開地図または地図図形を伴う製品の表示において遵守すべき規定である「公開地図内容表示規範」(以下、「規範」)を先日通達したことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

国家版図は国家が主権と管轄権を行使する領域であり、国家の主権と領土保全の象徴だ。地図は国家版図の最も主要な表現形式であり、国家の主権の範囲を反映し、厳粛な政治性、厳密な科学性、厳格な法定性を持つ。今回公表した「規範」は、地図管理を強化し、公開地図の内容表示を規範化し、国家の主権と安全及び発展上の利益を守り、地理情報産業の健全な発展を促進し、社会公衆に寄与するものである。
「規範」は中国全図の遵守すべき規定として以下を挙げている。
(1)中国の領土範囲を正確に反映すること。
(2)中国全図は大陸、海南島、台湾島以外に、南中国海諸島、釣魚島及びその附属島嶼などの重要島嶼も表示すべきである。南中国海諸島を付図形式で表示する際、中国地図主図の南端に海南島の最南端を描くべきである。
(3)地図上に表示する内容は中国の領土保全に影響を与える表現であってはならず、重要島嶼など国家主権に関わる重要な内容を反映させなければならない。
台湾省の地図表示については、台湾省は地図上で省級行政単位として表示すべきだと規定されている。台北市は省級行政中心地として表示する(凡例で省級行政中心地と注記する)。台湾省の新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市は地級<省級行政単位と県級行政単位の中間に位置する地方行政単位の等級>行政中心地として表示する。また、台湾省地図の範囲内に釣魚島と赤尾嶼を描くべきである(「台湾島」と題する地図を除く)。釣魚島と赤尾嶼は台湾省全図に含むことも、台湾本島と釣魚島及び赤尾嶼との地理関係を示す付図に反映させることもできる。
「規範」は南中国海諸島地図の表示、特別行政区地図の表示、世界各国(地域)境界の表示についても規定を定めている。「規範」の有効期間は5年間。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月15日
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