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中国1-2月の輸出入総額6.18兆元 対外貿易は安定したスタート

人民網日本語版 2023年03月08日14:29

税関総署が7日に発表したデータによると、今年1-2月には、中国の物品貿易輸出入総額が前年同期比0.8%微減の6兆1800億元(1元は約19.7円)になった。そのうち輸出は同0.9%増の3兆5千億元で、同期の過去最高を更新した。輸入は同2.9%減の2兆6800億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8103億2千万元の黒字で、黒字額は同16.2%拡大した。

具体的に見ると、1年のスタート時期の対外貿易輸出入には主に次の4つの特徴が見られた。

(1)一般貿易の輸出入に占める割合が上昇した。1-2月には、中国の一般貿易輸出入額が同1.2%増の4兆100億元となり、対外貿易全体の64.9%を占め、割合は同1.3ポイント(p)上昇した。

(2)ASEANとの経済貿易往来がより緊密になった。1-2月はASEANは引き続き中国にとって最大の貿易パートナーであり、輸出入規模は同9.6%増の9519億3千万元となり、対外貿易全体の15.4%を占めた。同期には、中国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との経済貿易協力が引き続き推進され、輸出入額の合計は同10.1%増の2兆1200億元になり、中国の輸出入全体の伸びを3.1p牽引した。中国と地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国との輸出入は同3.1%増加した。

(3)民間企業が引き続き対外貿易の中心的存在だった。1-2月には、輸出入の実績がある民間企業は同4.8%増の33万9千社に上り、その輸出入額は同5.3%増の3兆1600億元に達し、輸出入総額の51.2%を占め、割合は同3p上昇して、対外貿易の規模の安定、構造の最適化に積極的な役割を果たした。

(4)中部・西部地域の対外貿易発展のポテンシャルが絶えず発揮された。税関の統計では、1-2月の中部・西部地域の輸出入額の合計は同12.1%増の1兆1900億元に上り、中国の輸出入総額に占める割合は同2.2p上昇して19.2%になった。注目されるのは、同期に中部・西部地域の自動車輸出が前年同期に比べて倍増し、携帯電話と農産物の輸出成長率がいずれも20%を超えたことだ。

(編集KS)

「人民網日本語版」2023年3月8日

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