中国国際貿易促進委員会は15日、海外での展示会ビジネスと対外貿易企業のニーズに応えるため、海外での経済貿易関連の展示会の復活に向けた措置を速やかに打ち出したことを明らかにした。同委員会が今年11月初めに「海外での経済貿易展示会の第1弾テスト審査プロジェクトの関連業務の着実な実施に関する通知」を発表して以降、これまでに第1弾として2022年11月から23年2月までの間に行なわれる海外での経済貿易展示会プロジェクトのテスト審査15件を完了した。中には13の出展プロジェクトと2つの自主展示プロジェクトが含まれる。展示会の開催地はドイツ、米国、アラブ首長国連邦など8ヶ国に分布し、繊維、自動車部品、スポーツ用品、電子製品、消費財などの分野に及ぶという。新華社が伝えた。
すでに実施された海外での経済貿易展示会テストプロジェクト6件を見ると、企業は展示会を通じて大きな成果を上げたとフィードバックしている。AFF O&O 2022 WINTER(アジア繊維・ファッションOEM・ODM展示会)を例にすると、出展した企業の9割以上が成約の意向を達成し、面識を持つことのできた有効な顧客は1社あたり50を超え、そのうち新規顧客の割合が60%に達した。
今年8月、同委員会は中国の海外経済貿易展示会出展企業・機関が「海外オンライン展示会参加」、「展示会代行」、「遠距離オフライン展示会開催」など画期的なスタイルによって行なう海外での展示会参加・開催プロジェクトの申請を正式に受理した。これまでで年内に行なわれるプロジェクト22件の審査が終了しており、うち18件はすでに実施された。
同委員会の関係責任者は取材に、「来年は企業のオフラインでの海外展示会の復活と組織に重点を置き、海外展示会と質の高い『一帯一路」(the Belt and Road)共同建設、対外貿易の安定と外資の安定、多様化した市場の開拓などを有機的に結びつけ、発展途上国、新興市場国、戦略的新興分野における展示会参加・開催に重点を置くと同時に、先進国の業界的に有名な展示会にも配慮し、中国企業が海外に出かけていってビジネスチャンスを開拓することを複数の措置を併用してサポートする」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月16日