現在海南省で建設中の同省一高いビルとなる「海南センター」の建設プロジェクトにおいて、「空中ビル建設装置」が初の柱の吊り上げ作業を行った。これにより同プロジェクトの建設作業は加速モードに突入した。人民網が伝えた。
今回「海南センター」のプロジェクトに使用されている「空中ビル建設装置」は、 中国建築第三工程局有限公司(中建三局)が独自に開発した第4世代軽量型超高層建築スマート化施工装備集積プラットフォームで、「空中ビル建設装置」とも呼ばれている。建設装置としては最高の科学技術レベルを備えた「国を代表する製品」であるばかりか、建設業界において超高層ビルを建設する上での欠かせないツールにもなっている。
同プロジェクトは計画に基づき、「空中ビル建設装置」の設置を進め、4月中旬にも全ての設置作業を完成させる予定。設置された暁には、平均して9日間で1フロアを建設するというスピードを実現できるようになる。
従来のフロアクライミング工法と異なり、第4世代「空中ビル建設装置」は建設用リフトやコンクリート打設機、鉄骨構造取付制御室、資材置き場、消防設備などの機能を集積しており、支点を共用して同時に上昇していく。4階半の高さまで対応でき、風速(56.1~61.2m/s)の台風にも耐えられる構造となっている。(編集TG)
「人民網日本語版」2023年3月8日