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米上院が新型コロナの起源を中国とする法案を可決 中国外交部「起源問題の政治化に断固反対」

人民網日本語版 2023年03月10日14:02
米上院が新型コロナの起源を中国とする法案を可決 中国外交部「起源問題の政治化に断固反対」

米上院が、新型コロナウイルスの起源が中国にある可能性があることを指摘する法案を先日可決し、下院も関係法案の審議を進めていることについて、外交部(外務省)の毛寧報道官は9日の定例記者会見で、「しばらく前から、米国は頑なに起源解明の問題を政治化、武器化、道具化し、起源解明を情報機関や議員に委ね、いかなる証拠もない中で『実験室漏洩説』を宣伝し、中国のイメージを毀損し、中国を非難し、世界の科学的な起源解明の雰囲気を乱してきた。国際社会はこうした状況をよく理解している」と指摘。

「新型コロナウイルスの起源解明問題における中国の立場は一貫している。我々は常に世界的・科学的な起源解明を支持し、これに参加すると同時に、いかなる形の政治工作にも断固として反対している。現在、世界的な起源解明の科学的研究が妨げられている主たる原因は、まさに米国による政治化にある。米国は世界保健機関(WHO)による起源解明の取り組みにあれこれと批判や口出しをし、良識ある科学者に対して政治的弾圧を行い、他国に対して全く非科学的なロジックを捏造して非難し、そのイメージを毀損してきた。それだけでなく、現在まで起源解明の問題においていかなる責任ある措置も取らず、WHO専門家チームを米国での起源解明協力に招くこともなく、初期段階のいかなるデータも提供せず、米国のフォート・デトリックや世界各地の軍事生物施設に対する国際社会の懸念にも見て見ぬ振りをしてきた」と指摘。

「起源解明問題の政治化は、世界的な起源解明の科学的協力を阻害し、新型コロナとの闘いにおける世界の団結的努力を分断させ、グローバル・ヘルスガバナンスのメカニズムを損なうだけだ。我々は改めて米側に対して、起源解明問題における政治工作を直ちに止め、国際社会の理にかなった懸念に早期に応え、主体的に自国の初期段階における感染疑い例のデータをWHOと共有し、フォート・デトリック及び世界各地に設置した生物実験室の状況を公開し、世界の人々に説明を行うよう促す」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年3月10日

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