習近平国家主席が澳門科学技術大学の教員と学生に激励の返信

習近平国家主席は23日、衛星「澳門科学1号」の開発に参加した澳門（マカオ）科学技術大学の教員と学生代表からの手紙に返信し、激励した。新華社が伝えた。

習主席は返信で、「手紙の内容から、国の科学技術事業と宇宙強国の建設に身を投じる皆さんの情熱と責任感が感じられた。皆さんが開発に参加した『澳門科学1号』衛星の打ち上げの成功に際し、皆さんに心からのお祝いを述べたい」とした。

習主席はまた、「澳門は近年、宇宙などの分野で大陸部と科学技術の協力を深め、喜ばしい成果を上げている。世界レベルの科学技術強国の建設と中国式現代化の推進は、澳門の大学と澳門の科学技術者に、より広い発展の可能性を提供した。皆さんが国の発展の大局に積極的に参与し、粤港澳大湾区（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政区によって構成される都市圏）の建設に積極的に参与し、澳門経済の適度で多元的な発展を助け、澳門における「一国二制度」の実践の成功に新たな貢献をすることを希望している」とした。

「澳門科学1号」衛星は大陸部と澳門が共同開発した初の科学探査衛星で、5月21日に酒泉衛星発射センターからの打ち上げに成功した。同衛星は主に地球の磁場探査と研究に用いられる。衛星の開発に参加した澳門科学技術大学の教員と学生代表18人は習主席に手紙を送り、衛星打ち上げ成功という吉報と衛星開発に参加した感想を報告し、祖国の科学研究建設に積極的に参加する願いと決意を表明していた。

「人民網日本語版」2023年5月24日