外交部(外務省)の毛寧報道官は23日の定例記者会見で、「日本が国際原子力機関(IAEA)による検証プロセスを利用し、原発汚染水の海洋放出が安全で無害であるかのように錯覚させ、海洋放出の『許可証』を得ようとすることに国際社会は警戒すべきだ」とした。
報道によると、20日に発表されたG7広島サミットの共同声明において、原子力安全の最高水準の実施の重要性を強調し、日本の原発汚染水の海洋放出がIAEAの安全基準と国際法に合致し、人類と環境に被害を与えないことを保障するため、IAEAが独立した検証を行うことを支持すると表明した。
これに対し、毛報道官は「日本が今すべきことは、国際社会の正当な懸念を直視し、隣国を含む利害関係者と十分かつ有意義な協議を行い、海洋放出以外の処理案を十分に検討、検証し、原発汚染水を科学的に透明かつ安全な方法で処理することだ。予期不能なリスクを全人類に押し付けることは最大限、回避しなければならない」とした。
「人民網日本語版」2023年5月24日