甘粛省白銀市白銀区にある民俗文化博物館を5月末に取材した。時の痕跡が刻まれた古い木製の扉を押し開け、光と影に包まれた歴史をさかのぼるような博物館の中に足を踏み入れると、村落や古井戸、中国伝統建築様式の一つである「四合院」、銅鏡、青磁器、正方形の8人掛けの机「八仙卓」のほか、鍋や碗といった調理器具など、どれもが懐かしさを漂わせたり、悠久の歴史の記憶を持つ品々が、来館者に昔の人々の暮らしぶりを語りかけてくる。これらの品々は鉄や木、石、フェルト、皮などを扱う職人たちの伝統工芸の技も披露しており、長い年月を経た今日も、その匠の精神と技が変わらぬ輝きを放っている。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年6月1日