习专栏

謝鋒駐米大使「中米の上層部交流は全過程の管理が特に必要」

人民網日本語版 2023年06月09日13:08

中国の謝鋒駐米大使は7日、招待に応じて米中ビジネス協議会(USCBC)の歓迎イベントに出席し、基調講演を行った。中国新聞社が伝えた。

謝大使は「両国は互いに尊重し合い、平和的に共存し、協力・ウィンウィンの関係であるべきで、新しい時代において中米が正しく付き合う道を探るべきだ」と指摘し、次のように述べた。

中米はこれまでに100余りの対話・交流メカニズムを築いたが、周知の原因により停滞に陥っている。2年前、米国人の友人から「『対話』という言葉はもう使わないほうがいい。米国ではほぼタブーとなっているから」と言われた。私にはこの言葉を不思議に感じ、理解できなかった。中国側の対話の扉は常に開かれている。過去2年余りの間に、習近平国家主席はバイデン大統領と会談或いは電話会談を6回行った。バリ島での首脳会談の準備のためだけでも、中国側は米側のカウンターパートと8回、計24時間以上に及ぶ打ち合わせを行った。会談後1ヶ月足らずで、中国側はダニエル・クリテンブリンク国務次官補、ローラ・ローゼンバーガー国家安全保障会議(NSC)上級部長を招き、河北省廊坊市で10時間にわたり意思疎通を行った。その後、民生用無人気球事件や蔡英文氏の訪米で協力のアジェンダが妨げられ、対話プロセスが再び絶たれたことに、中国側は深く失望している。米側は最近、両国間の上層部接触の強化を希望し、バリ島での首脳会談での共通認識とアジェンダに戻り、緊張した情勢を緩和し、両国関係を安定化し、改善させる方法を見出そうとしている。中国側はこれを重視しており、前向きに応じている。王毅中央外事活動委員会弁公室主任がサリバン大統領補佐官と、秦剛国務委員兼外交部長(外相)がバーンズ大使と、王文涛商務部長(商務相)がレモンド商務長官と、それぞれ率直で踏み込んだ、具体的かつ建設的な会談を行った。

対話と協力は互いに尊重し合い、結果指向であるべきだ。相手国を制裁リストに載せておきながら、その一方で対話と協力を要求するのは、受け入れられない。対話のためだけに対話し、言っていることと行動が異なっていては、問題の解決にならず、反対の結果になるだけだ。上層部交流は特に全過程の管理をしっかりと行い、対話の前に良好な雰囲気を醸成し、対話において前向き・プラスの成果を積み重ね、対話の後に着実に実行に移す必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年6月9日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| 写真記事